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2026年8月3日(月)18:30開演(18:00開場)
高崎芸術劇場音楽ホール
【出演】
大嶋義実(フルート、元プラハ放送交響楽団首席奏者、群馬交響楽団)
佐藤直紀(フルート、現チェコフィルハーモニー交響楽団首席奏者)
笠原純子(ピアノ)
【曲目】
B.スメタナ/モルダウ-2本のフルートとピアノのための(佐藤直紀編)
佐藤直紀/饗-2本のフルートとピアノのための
F.ドップラー/ハンガリー小二重奏曲
スペシャルトーク/プラハへの想い出 サプライズ演奏
P.ヴラニツキー/フルート二重奏曲ニ長調 作品Ⅱ-1
F.&K.ドップラー/プラハの想い出
【料金(税込)】
全席指定
S席 4,000円(当日 4,500円)
A席 3,000円(当日 3,500円)
学生 2,000円(S席 証明書要)
大嶋義実、佐藤直紀を迎えて ~プラハの想い出~
群馬交響楽団は、2020年10月コロナ禍のなか群響名誉指揮者高関健によるスメタナの「わが祖国」全曲を演奏。プレトークで高関は、当時音楽監督として携わった群響欧州公演におけるプラハの春国際音楽祭での思い出などを語った。
群響は1994年、草津町、高崎市の姉妹都市でもあるカルロリヴァリー・ピルゼンを皮切りに、プラハからブタペスト、ブラティスラバ、ウィーンと、ハプスブルグ三都を含む初の海外公演を行った。なかでもプラハにおける「プラハの春国際音楽祭」への登場は、群響にとってはもちろん、同音楽祭にとっても画期的なひと時となった。というのもこの音楽祭は、悲惨な戦争を経験した世界が希求する「平和」のため、音楽の力を信じる人々によって戦後間もなく設立されたからだ。それは取りもなおさず終戦直後に産声を上げた群響の理念と一致する。
1992年打ち合わせのため、私は大嶋の案内でプラハを初めて訪れた。当時プラハの春の音楽祭の委員長をつとめていた作曲家でもあるペトル・エーベン氏とプラハ市民会館内市長ホールで会談するためだ。大嶋は群響入団以前、プラハ放送交響楽団の首席奏者を務め、同地の音楽関係者ときわめて近しい関係を築いていた。その縁をつなぐためにも、平和に対する同じ想いを共有する群響の「プラハの春の国際音楽祭」への招待を氏に願い出た。群響が、同音楽祭と同じ目的によって設立されたことを力説したことが懐かしい。
当時大嶋は、オーケストラ活動の傍らプラハを含め海外のみならず、日本においても積極的にソロ活動も展開していた。そのころ安中市に生まれ、群響の演奏に親しみ、幼稚園時代から母親に連れられ県内で行われる大嶋のほとんどの演奏会に顔を出していたのが、現チェコ・フィル首席フルート奏者佐藤直紀だ。
彼は長じて自らもフルートを吹きたいと、すでに群響を退団し、京都市立芸術大学で教鞭をとるようになっていた大嶋の門をたたく。同大卒業後はハンブルクに留学、ヨーロッパ各地のオーケストラで客演奏者を務めた後、2019年ついにこの座を射止めた。
チェコの首都プラハから帰国した大嶋が群響とプラハの縁をつなぎ、その縁がまたチェコとつながるという国際的サイクルが現実のものとなった。
世界的オーケストラの首席フルート奏者の歩みが群響という土壌から育まれたことを思うとき、それはまさに群馬の示したポテンシャルそのものともいえるのではないか。
今回のデュオ・リサイタルは、二人の歴史的軌跡とインターナショナルな文化が感じられる場であり、日本クラシック音楽界におけるエポックメイキングなコンサートともなろう。群馬交響楽団の音楽的躍動、師弟による芸術的結晶、そして国際舞台への挑戦は、今後も日本音楽界に刺激と希望を与え続けるに違いない。その響きが、聴衆の心へと深く届く瞬間を待つばかりだ。なお両名の愛器が共に純金であることがコンサートタイトルの由来であることを付け加えておく。
(株)空間あい 新井淨 (元群馬交響楽団)
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